
687: 名無しさん@おーぷん:14/06/17(火)20:11:06 ID:???
母の愛が終わる瞬間を目の前で見たこと。
俺は恥ずかしながら中学高校と調子こいたDQNで世界の全てをなめくさってた。
学校呼び出し当たり前、家裁にも何度も呼ばれたし
少年院は行かなかったがやばくなり弁護士がついたこともある。
そのたびかーちゃんはヘコヘコと謝り
親はその横で鼻クソほじってた。
当時はやったのに血尿ゲームってのがあって、人間の脇腹を背中からおもっきりケリ入れると
おしっこに血が混じるのね。
それをかーちゃんでやってた かーちゃんあの頃毎日血尿出てたはず。
でも俺はヘラヘラ笑ってた。
金くれって言えばくれたし、メシ作れって言えば夜中でも作った
俺はかーちゃんの愛を信じてた。なにしても許されると思っていた。
しかしある日、俺が何か言って、泣いてたかーちゃんが急に無表情になった。
すーっとなんかが引いた感じ。消えた感じ?
とにかく一瞬で涙がひっこんで、表情がなくなった。
なんでかわからんが俺はその顔にびびって「ババアへんな顔すんなや!」って怒鳴った。
そしたらいつもなら泣くのに、「ヘッ」みたいな顔をして、すーっと部屋から出ていった。
その日からかーちゃんは俺のメシを作らなくなった
俺の帰りを待つのやめて、勝手に寝るようになった
俺も血尿ゲームとか、殴ったりけったりはなんとなくやらなくなっていた。
四日目だか五日目にかーちゃんはいなくなった
残されたのは俺と糖尿片足親父。
うすうす「あ、俺やばい一戦を越えた」と気づいていた俺は捨てられたとすぐ気づき
追いかけたがつかまらず、その後一度も会っていない
俺は反省し、学校は夜間だが行って、働いて結婚し子どももできて
離婚したが子どもとはたまに会っている。仕事はちゃんとしてる。
かーちゃんとはあれっきり。
あの時の「すーっ」ってなった顔は今でも忘れられない。
でもいまだに俺がなんて言ったせいで、あの顔になったかまったく思い当たらない。
俺何言ったんだろうって未だに思う。
もう30年くらい前の話。