母の高校生のころのあだ名は「聖母」だった

転載元:今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験2度目

219: ↓1/3:14/07/17(木)17:45:30 ID:???
父の話。
自分今20代なんだけど、父がバツイチだったと知ったのはつい最近。
向こうも「あれ?言ってなかったっけ?」って感じで酒の勢いで色々教えてくれた。
父の最初の結婚相手は取引先の受付嬢だったとかでまぁ美人だったそうだ。
父から口説く形で結婚、半年程は円満な新婚生活を過ごしてた。

しかし嫁の不倫がもりもり発覚。何でも受付嬢をしていた会社では女神様のごとき扱いを
受けていたらしく、寿退社後も男性社員その他からのお誘いが絶えなかったらしい。
そしてそれらを全て受け入れてたと。まぁ要はトイレの女神様だった訳だ。
(さすがに父はそうは言わなかったけど)

で、嫁はそんな浮気相手の中から父よりスペックも高くイケメン(仲村トオル似だったらしい)を選んで夫へと昇格させることを決定。何も気づいていなかった父に洗いざらいぶちまけて離婚を要求した。
父は聞かされた内容があまりにもアレだったもんで逆に冷静になったらしい。
さらに「こんなキ○ガイ女とは一刻も早く縁を切りたい」ということで離婚快諾。
財産分与とかは特に無く慰謝料も当時女性から貰う概念が無かったそうで請求せず。
ただし向こうの親御さんから迷惑料名義で数百万貰ったとか(当時はバブルだった)

だが、そうまでして早々に縁を切ったというのにこのバカ女(父はそう呼んでた)は
事ある毎に父の前へ現れ「如何に自分が今幸せか」「夫がどれだけ素敵か」を熱弁したそう。
父は面倒だし興味無いしでハイハイと聞き流し続け、その内今嫁つまり自分の母と出会い再婚。

 

220: ↓2/3:14/07/17(木)17:46:40 ID:???
結婚前に一応母本人と親族に事情も説明したけど「えらいもんに引っ掛かりましたな」ってな感じで逆に同情されたそうな。さらに「こっちも結婚すればさすがに寄って来なくなるだろう」と結納だの結婚式だのを早めた程。
無事結婚して暮らしていたらまたもバカ女襲来。しかもバカ旦那連れて。

名目は「新たな門出を祝いに」だったらしいが、実際は「自分以下の女と再婚した」父を嘲笑いに来たらしい。
バカ女は顔だけは美人だったそうだ。で、うちの母は近所で「あきさん」と呼ばれるくらいあき竹城似。
別にあき竹城をブスとは言わないが顔だけで言えば圧倒的な差があったそうな(これは母に言うなと言われた)
というか再婚した元夫の家によく来れたもんだと思う。快く招き入れたという母も母だが。
バカ女は母を鼻で笑い、オカメだの田舎臭いだのボロカス言ったらしい。父もバカ女に対しては無関心ながら家にまで来られて嫁の悪口を言われたらさすがに腹が立つ。
ただ下手に反論したり怒ると何をするか分からなかったので、出来るだけ冷静に追い出そうとしたそうだ。

が、ここでバカ旦那の口から驚愕の事実が発覚。
バカ旦那「○○(母旧姓)さんですよね」
母「はい、そうですけど」
バカ旦那「やっぱり!僕同じ高校の一年後輩の仲村です!」
みたいな会話が発生し、突如として大盛り上がりし始めた。
母の出身校は男女比率が7:3くらいの学校で女子は少なく珍しく、
さらに母は今でも色んな人から頼られまくる位面倒見がよくて高校生の頃のあだ名は
「聖母」「姉御」「お母さん」。水泳部と家庭科クラブの部長掛け持ちしてて
同学年はおろか先輩後輩先生全員から頼られ愛されしまくってたらしい。
そんな有名人とえらい場面で再会したバカ旦那、興奮したり申し訳なさそうにしたり
てんやわんやだったそうだ。隣でバカ女は徐々に暗い顔で震え出してたらしいが。

父も学生時代の母をそんなに知らなかった為、バカ旦那から聞くエピソードに興味津々。
不祥事起こした部の部活停止を解く為学校中を清掃して回って教師の怒りを治めたとか、
課外授業先で迷子を見つけて奔走して無事親御さんの元へ送り届けたとか
まだ運動中は水分を取るなと言われてた時代に水分不足による身体への影響とかの
様々な資料を集めて来て全ての部活で飲料水の持込と水分補給を承諾させたとか
母の武勇伝はいくらでも飛び出して来たそうな。

 

221: ↓3/3:14/07/17(木)17:48:11 ID:???
挙句、バカ旦那は自分がどういう立場かも忘れてそんな本当の意味で女神様である
母と結婚出来た父を大層羨ましがり、何度も「××(父)さんは幸せですね、羨ましい」
「羨ましいです、○○さんは我が校の誇りですから」「○○さんと結婚出来るなんて~」と
「羨ましい」を100回くらいは言ってたそうな。
そこで漸く固まってたバカ女覚醒、突然立ち上がるとバカ旦那を引っ張ってドスドス帰ってったと。

父いわく、バカ旦那が母を褒めちぎり出した途端それまで母の事を口汚く罵っていたバカ女が
無言になって震え出したのを見た時、自分の中で溜飲が下がったというかスッキリしたのを感じて
「あぁ俺無関心になったと思ってたけど、やっぱりずっと腹立ってたんだなぁ」としみじみ思ったそうな。
そこからは吹っ切れて性懲りも無く「私幸せ」自慢しようとしてくるバカ女を思う存分迎撃。
「幸せ過ぎて死んじゃう!」「僕のお嫁タン世界一!」「メシウマ!」「笑顔カワユス!」などと思い付く限りの幸せアピールを繰り広げたらしい。
で、その度バカ女が父曰く「この世のものと思えないくらい醜い顔」で悔しがるのが大変楽しかったとか。

それから程なくしてバカ女の襲来は無くなったが、逆にバカ旦那から先輩である母への連絡が始まる。
OB会だの同窓会だのと高校関連が主だったそうだが、バカ女は浮気だ不倫だと発狂しまくって家事放棄+逆DV?+自分も浮気(これは前からしてたかもだが)等を繰り広げ離婚。
バツ2となり何処かへと消えた。
後だしになるけどこのバカ旦那、近所に住んでて自分も知ってる。今は太ってて仲村トオルというより
渡辺徹だけど母への信仰は相変わらずで、その後母とよく似た感じの女性と再婚して家族ぐるみで付き合いがある。
まさかあの優しいおっちゃんが父の元嫁の元旦那というややこしい存在だとはこの話を聞くまで知らなかった。
ちなみにおっちゃんは母に対しては崇拝に近い感覚で慕ってるので横恋慕とか浮気心とかは無いと思う。

色々衝撃的だったけど父と母の馴れ初めが「父が通ってた喫茶店でバイトしてた母に一目惚れ求婚」ではなく
「自分の働く喫茶店で毎日のように呼び出されたであろう男性が派手な女性に一方的にまくし立てられて
日に日にやつれて行ってて、ほっとけなくて連絡先渡して事情を聞いてやってる内にこの人守らなきゃ
よし結婚しようってお母さんから言った」だったのが一番驚いた。
親戚も近所の人も父も「お父さんが頼み込んで嫁に来て貰ったんだよ~」って言うからずっとそうだと思ってた…。
以上です。長々とすんません。

 

222: ↓名無しさん@おーぷん:14/07/17(木)18:51:27 ID:???
>>221
あなたの御母堂様は誰に対しても誇れる素晴らしい方なのですね

 

223: 名無しさん@おーぷん:14/07/17(木)18:55:44 ID:???
>>221
そんな母から生まれたことを誇りに思いなさい
224: ↓名無しさん@おーぷん:14/07/17(木)19:21:49 ID:???
お母様を紹介して欲しい。
みほんとして生きたい。

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